自分を知ること

新年度が始まってはや一カ月。
私の看護師歴も二十九年目に入った。
新人が目につくこの時期は、ついつい自分の来し方を振り返っている。

言葉にするとやぼだが、社会で生きる上で、自分を知ることはとても大事だと感じる。
それは、うぬぼれを戒める以上に、自分の良いところを知り、卑下しすぎないためにも大事なのだ。

弱点を出さないように気をつける以上に、得意技を自覚して生かす方が力になる。
では私の得意技は?と考えると>謝れること、諦められることの二点が浮かんだ。

私はまず、人に頭を下げるのが、基本的に嫌ではない。
自分がわびて事態が収まるなら、こんなにうれしいことはない。

管理職時代、問題が起きた時、とにかくその場に行って謝った。
丸く収まった場合もあれば、収まらなかった場合もあったが、頭を下げて事態が収まった時は、本当に幸せだった。

もうひとつの諦める方は、まず、人に多くを望みすぎないこと。
そして、好ましくない事態が起きても、人のせいにしない。
誰が悪くなくてもうまくいかない場合はある。
それさえわかっていれば、人を恨まずに済む。

人間は、できないことは気づくが、できることには気づかない。
だからこそ、自覚的になりたいものである。
新生活に入った皆さん。
焦らず行きましょう。 
 宮古あずさ(看護師) 『東京新聞』2015.5.4 より 

文化の違い: 謝ることについて
相手に悪いことをしたな、迷惑をかけたなと思ったら、謝ることは大切なことですね。
ただ最近の日本は、政治家とか、車内放送とか、心のこもっていない、形だけの謝罪も多すぎるような。
かえって腹が立つこともありますね。

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