健康食品が氾濫しています。
マスコミに載って、バンバン宣伝されると、ついつい……。
もう少ししっかり調べたり、考えたりしませんか?

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ビタミンCでお肌プ~リプリ、ヒアルロンサンで関節スッキリ?!

NHKの「ためしてガッテン」という番組で面白いことをやっていた。
「肌のハリ・ツヤにヒアルロン酸が良く、それを活性化させるためにビタミンCが必要」との世の常識(?)に対して、ある実験をしてくれたのだ。

肌の状態を気にしている女性を何人か募り、「皆さんにビタミンCを飲んでもらい、有効性を確認します」とウソをつき、彼女たちにはナイショで本物のビタミンCを飲むグループと、偽のビタミンCを飲むグループの2つに分けて、肌の自覚状態と実際のビアルロン酸量を内服前後で比較するという内容だった。

結果は、どちらのグループでも大多数の女性が内服後に「お肌プリプリ~」を自覚した。
つまり、本物ビタミンCグループと偽物ビタミンCグループとで「プリプリ~」が同数だった。

さらにヒアルロン酸の実測値は、実験前後ばかりか、本物ビタミンCグループと偽物ビタミンCグループで比べても変化なし。

結論は……諸兄にもおわかりだろう。
ビタミンCを飲んでもお肌はプリプリにはならない。
「プリプリ~」と感じたのはいわゆる「プラセボ効果」だったのだ。

摂取した材料が目的を達成できるまでには消化・吸収という第一の関門があり、無事、関門を突破して体内に入ったとしても、目的とする臓器の細胞まで運んでくれる物質、細胞での受け取り、細胞内での適切なる利用……などのいくつもの要素が絡んでくる。
つまり、足りないモノを食べても、おいそれと目的は達成されないのだ。

  コラーゲンの健康食品について総統閣下がお怒りです

  

ヒアルロン酸でもうひとつ、いかがわしい健康食品にものを申す。
新聞、テレビ、ネットでお目にかからない日がないくらいの勢いで宣伝をしている某健康食品。
ヒアルロン酸が入ったこの食品を飲んでいると、あ~ら不思議!ウソのように膝の痛みはなくなり、お肌もツヤツヤ若返る……。
月イチくらいで3大新聞の一面をぶち抜いている。
この広告料からすると売上げってどのくらい?
「ボチボチでんな」なんていうレベルではありませんな。

年をとって痛くなった関節の中では、軟骨や潤滑成分(ヒアルロン酸やらコンドロイチンとやら)が減っているらしい。
年をとるとそこに留めておく能力も、そこで新たに作り出す能力も落ちるからだ。
これは医学的に証明された真実だ。

では、減っているからということで、その足りない成分を飲むという治療をしたとしよう。
その治療法の有効性を確認するためには、本来、痛みが軽快したら関節に針を刺して関節液を調べなければならない。
関節液内のそれらの成分が増えていて初めて、「内服療法は有効性があります」と言えるはずじゃ。

しかし、そうした検証がなされている形跡はない。あるなら見せてほしい。
じつは、ビアルロン酸は実際に医療の現場で使われている医薬品ではある。
ところが、関節痛の治療は主に関節内への注射など体内患部へ直接ヒアルロン酸を注入するもので、膝が痛い患者さんに内服させるという治療法は存在しない。

なぜか?
内服しても関節内のヒアルロン酸量が増加しないと医学的に確認されているからだ。

ちなみにこの商品、ホームページや商品のパッケージには成分が全く書かれていない。
こんなのあり得るか?
口に入れるものなのに、何が入っているのかわからないってナニ?
こういうものを「危ない健康食品」というのじゃないか?
そもそも「信じる者は救われる」の信仰から利用されているのが健康食品。
「効き方には個人差があります」と言っておけば「ぜんぜん効かなかったぞ。金返せ!」と怒鳴り込まれても逃げられる。

もし、みなさんの身近な方々が、ヒアルロン酸、コンドロイチン、グルコサミン、コラーゲン、サメ軟骨などの経口健康食品の過度な効能流布を信じて購入をしていたら、目を覚まさせてあげてほしい。

From:『医者が教える、知らないと怖い50の真実』 酒匂常男

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